精密金型開発
当社ではレンズ加工に適した金型素材への取り組みをはじめ、独自設計の画期的な加工機開発など、年々高度になる多様なニーズに対応し、小型から大型金型までお客様のオーダーに合わせたサイズに生産することが可能です。
※金型販売は実施しておりません。
サブミクロン単位の精密金型加工
精密金型とは、プラスチックレンズの製造過程においてレンズ設計とともに核になる金型加工技術のことです。
当社は長年のノウハウと技術を生かし、サブミクロン単位の精密金型加工に取り組み優れた精密金型開発を実現しています。
加工事例紹介
一般的な彫刻加工の他に、同時4軸制御の精密加工設備によって、光学シート成形用ロール金型の超微細溝加工やネジ状溝加工、ピラミッド形状等の溝加工に対応しており、また、高速振動切削ステージと超精密加工機の連動により高速高精度に3次元微細形状加工を行うことも可能です。各種具体的な加工事例を以下に示します。
高速振動切削形状の例
高速振動切削形状の特徴
縦ピッチ・横ピッチが同じ | 横に長く拡散される |
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縦ピッチ300μⅿ × 横ピッチ300μⅿ 振幅±2.5μⅿ
ピッチが同じ・振幅が違う | 振幅が大きいほど拡散される光の範囲が広くなる |
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縦ピッチ150μⅿ × 横ピッチ130μⅿ 振幅±5.0μⅿ
縦ピッチ150μⅿ × 横ピッチ130μⅿ 振幅±3.5μⅿ
ピッチが横に長い | 縦に長く拡散される |
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縦ピッチ50μⅿ × 横ピッチ130μⅿ 振幅
ピッチが縦に長い | 横に長く拡散される |
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縦ピッチ75μⅿ × 横ピッチ65μm 振幅±2μⅿ
ピラミッド形状の例
縦横比 1:1
断面図
LED光源を20㎝離しレンズ面を手前にした際の光の拡散
LED光源を20㎝離しレンズ面を奥側にした際の光の拡散
縦横比 1:2
縦横比 1:3
断面図
加工例(断面写真)
ランダムピッチ加工
35°ピッチ200μⅿ
42°ピッチ15μⅿ
30°ピッチ100μⅿ
繰り返し可変ピッチ
金型表面加工の例
レーザーを使用して局所的に表面を荒らすこともできます。エッチング処理に類似した処理が可能です。