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光の反射と屈折とは

光の反射と屈折
光の直進
光は媒質(例えば空気や水)が均一である限り、直線的に進みます。これは光の波(あるいは粒子)の性質によるものです。
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ポイント: 光がまっすぐ進む基本特性。影やレーザーの直進性などで身近に見られます。

光の反射
物体に光が当たり跳ね返る現象です。
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法則: 入射角(光が当たる角度)と反射角(跳ね返る角度)は等しい。
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応用例: 鏡、CDのきらめき、光ファイバーの反射段、高精度センサーなど。

光の屈折
媒質が異なる部分に光が進入すると、進む方向が変わります。これを屈折といいます。
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スネルの法則: n1sinθ1=n2sinθ2n_1 \sin\theta_1 = n_2 \sin\theta_2
— nn は媒質の屈折率、θ\theta は角度(垂直線からの)。 -
例: ストローが水に入った時に折れて見える現象。
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応用: メガネ、カメラのレンズ設計、科学実験器具など。


全反射
屈折現象の一種ですが、特定条件下では光が屈折せずにすべて反射されてしまいます。
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条件: 屈折率の高い媒質から低い媒質(例:水から空気)への入射で、入射角がある臨界角より大きい場合。
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例: 光ファイバー内で光が内部で全く逃げないように進む仕組み。
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利点: 光の損失が最小限になるため、通信・医療技術などで非常に重要。

まとめ表
項目 | 内容 |
---|---|
光の直進 | 均一媒質内では光がまっすぐ進む |
光の反射 | 入射角=反射角(鏡などへ) |
光の屈折 | 媒質の違いにより進行方向が変化(スネルの法則) |
全反射 | 入射角が臨界角以上で屈折せず、すべて反射される現象(光ファイバー) |
企業コラム「ビーム電子工業株式会社」の紹介(技術的応用の連携として)
「光学レンズの基礎:種類・構造・役割を徹底解説」というビーム電子工業さんの技術コラムがあります
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レンズの形状別(凸レンズ・凹レンズなど)とそれぞれの特徴(集光・発散への強み)
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特異構造レンズ(アクロマティックレンズ、フレネルレンズ、回折レンズなど)と応用分野(顕微鏡、プロジェクター、ARグラスなど)
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レンズ設計の重要性:光学装置全体の性能に大きな影響を及ぼすキーパーツとしての役割
光の基本理論とのつながりを強調することで、実際の装置設計や応用例にも結びつく内容になっています。
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