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知っておきたい!ディスプレイ業界の最新トレンド

知っておきたい!ディスプレイ業界の最新トレンド
はじめに
2025年現在、ディスプレイ技術はこれまでにない進化と共に、多様な応用が進んでいます。今回は「透明ディスプレイ」や「折りたたみ・ロール式」、「MicroLED」などの注目技術を中心に、商業施設や建築、広告、モビリティでの利用シーンに触れながら、業界の最前線をお伝えします。
1. 透明ディスプレイの市場成長と技術動向
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市場規模の拡大
透明ディスプレイ市場は、2024年の38億ドルから2025年には約55.5億ドルに成長。年平均成長率(CAGR)は46.1%です。さらに2029年には約251億ドルに達すると予測されています。 -
アプリケーション拡大の動向
小型~大型、HUD、ホログラフィーなどの多岐にわたる用途が台頭。また、ARグラス、医療用途、スマートガラス、エンターテインメント領域などへの応用も進行中です。 -
素材・技術革新
OLEDやマイクロOLEDはCAGR 23.2%で急速に伸び、従来のLCD/TFTを追い抜く勢いに。導電性材料では、ITO(酸化インジウム錫)に加え、銀ナノワイヤーやメッシュなどの代替材料の採用が進んでいます。
2. CES 2025で注目の透明&フレキシブル技術
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透明・フレキシブルOLEDの進化
CES 2025では、Samsung や LG が透明・曲げられるOLEDディスプレイを披露。Faytechは30インチの透明OLEDキオスクを紹介しました。 -
AIとディスプレイの融合
デジタルサイネージ分野では、AIによるパーソナライズとコンテンツ生成が注目。動画制作まで高速化する技術が登場しています。
3. 2025年市場で目立つディスプレイ技術
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ミニLED、フォルダブル端末、IT向けOLEDなどの台頭
特にミニLEDバックライト、折りたたみデバイス向けOLEDへの投資、TV市場では高価格OLEDの苦戦が注目されています。 -
全体ディスプレイ市場の成長
2025年、電子ディスプレイ市場は約1,683億ドルと評価され、2032年には2,155億ドルに。年平均成長率は3.6%と堅調な伸びです。 -
持続可能・グリーンテクノロジーの取り組み
SID Display Week 2025では「サステナブルディスプレイとグリーン技術」が重要テーマとして掲げられています。
4. 未来を予感させるコンセプト技術
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透明ノートPCプロトタイプ「Lenovo Project Crystal」
17.3インチのMicro‑LED透明ディスプレイと透明デジタルキーボードを備えたコンセプト機。約1,000ニットの高輝度ながら、画面透過率55%。AR機能も検討されていますが、量産にはまだ時間がかかるようです。
5. 地域別市場動向
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アジア太平洋市場の優位性
透明エレクトロニクス市場では、2024年においてアジア太平洋地域が最大のシェアを握っています。今後もスマート建築、AR小売サイネージの普及が追い風になります。
6. 【トレンド紹介】BeamScope:ビーム電子工業の透明スクリーン
(ブログ中盤に紹介)
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製品概要
BeamScope(ビームスコープ)は高透明・高反射を両立した、超短焦点プロジェクター対応の透明反射型スクリーン。背景を活かしつつ視認性に優れた映像体験を実現します。 -
用途・活用シーン
商業施設やショールーム、展示会、イベント演出など幅広く活用可能。映像と空間の自然な融合が特徴です。 -
導入実績
・ミライ小町7周年イベント(新宿)では、来場者がVTuberと共演するような体験演出に使われました。
・サンロッカーズ渋谷試合イベントではマスコットと撮影できる演出にも活用。
・イオンモール佐久平では、動物キャラクターとの撮影体験で好評を博しました。
まとめ:ディスプレイ業界の次なる幕開け
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透明ディスプレイは、市場拡大と技術革新において今もっとも注目される分野。
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OLED、MicroLED、AI統合などの先進技術が視覚体験を再定義。
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一方、BeamScopeのようにリアルな空間と映像を融合させる製品が、商業施設やイベントで新たな演出体験を生んでいます。
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ビーム電子工業株式会社 小松
Tel: 0263-48-1650
Mail: m.komatsu@beam-matsumoto.co.jp
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