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技術コラム

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視点で変わる体験を“主役”に ― 43インチ チェンジングディスプレイの可能性

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視点で変わる体験を“主役”に ― 43インチ チェンジングディスプレイの可能性

新製品「43インチ チェンジングディスプレイ」が登場しました。ビーム電子工業のレンチキュラーレンズ技術を活かし、「立ち位置(視点)」を変えることで映像が切り替わるという革新的な機構を搭載。静止画・動画を組み合わせることができ、従来のサイネージにはない注目度と体験性を持っています。

この大型43インチモデルは、23.8インチでは足りなかった“迫力”と“インパクト”を求める場所に最適です。通行人の目を引き、思わず立ち止まる価値を提供します。展示会・イベント・店舗前などに置くだけで、集客効果が期待できる製品です。


主な特徴まとめ

特長 内容
レンチキュラーレンズ技術による切り替え 視点の移動(左右など)により、2種類の映像が交互に切り替わる。静止画+動画など組み合わせ自由。
視覚インパクト 43インチの大画面で、注目度が高く、目立たせたい用途で効果大。
角度範囲 おおよそ25°の角度で切り替えが発生。視線の変化で自然に効果を感じさせる設計。
映像の種類 同時に2種類の映像(静止画/動画)を使用。3種類以上も理論上可能とのことですが、現時点では2種類に限られています。
サイズ展開 23.8インチと43インチの2サイズ。50インチモデルも将来展開予定。
価格・購入形態 23.8インチモデルでの価格目安が20万円。一体型での販売。貼りフィルムのみの販売は対応不可。

43インチ チェンジングディスプレイの活用アイディア

これだけのインパクトと切り替え体験があるなら、いろいろな場面で使えるはず。以下、具体的な活用例です。

  1. 店舗入り口/飲食店の演出

    • 店頭で、メニュー表示と料理映像を切り替える。静止画で料理の一覧、視点をずらすと実際の調理風景や盛り付け動画へ。

    • 季節限定メニューやキャンペーンの告知に。たとえば夏の冷やしメニュー、冬のあったかメニューを交互に表示。

  2. ショーウィンドウや商業施設のディスプレイ

    • ウインドウから通行人の視点が変わる角度に設置し、店のテーマや商品の魅力を引き出す。

    • モール内部の広告スペースで、「Before/After」「使用前/使用後」の比較コンテンツを用意。美容製品・リフォームなどと相性が良い。

  3. 展示会・イベントでのインタラクティブ体験

    • 展示ブースのアクセントとして。訪問者が移動することで展示内容が変わると、体験性が高い。

    • アート作品としての利用。視点を変えることで物語やテーマが変わるなど、メッセージ性を持たせる展示に。

  4. 教育・博物館・科学館での比較展示

    • 標本と骨格、生態変化など異なる段階を切り替えて見せる。

    • 解剖図と実際の写真、古い時代と現代の比較など、教育効果を高める表現。

  5. プロモーション・広告キャンペーン

    • 新製品紹介で静止画でスペック等基本情報、視点を変えると実際の使用イメージ動画。

    • スポーツ施設なら選手紹介に。紹介静止画 → 動画プレーシーン切り替えなど。

  6. エンターテインメント/参加型イベント

    • クイズ形式で、間違い探し等を参加者に提供。例えば「この絵のどこが変わっている?」という仕組み。

    • フォトブース的な用途で、撮影後に静止画と加工後の写真を切り替えて見せるなど。


導入時の注意点・コツ

せっかく導入するなら、効果を最大限に出すためのポイントも押さえておきたいです。

  • 設置場所の確認
     通行人がどの方向から視点を変えるか予想できる場所。視線の移動が自然な人の動線を考えて角度を設定。

  • 映像/画像のデザイン設計
     切り替えが自然であること。静止画と動画、あるいは異なる静止画2つの組み合わせでも、色彩・構図を意識して見栄えと切り替え後の違和感を抑える。

  • 明るさや反射への配慮
     大型スクリーンだと光の反射や周囲の照明の影響を受けやすいため、設置環境の照明(窓ガラス、蛍光灯等)を調整するか、反射防止の工夫を。

  • 動画の品質
     動きや解像度が低いと違和感が出る。特に動画部分はフレームが滑らかで、色ムラや遅延が少ないものを使いたい。

  • 設置のコスト・メンテナンス
     初期投資(レンチキュラー金型など)・設置工事・映像制作コストを見込むこと。フィルム一体型であることから、貼り付けの精度も品質に直結。

  • コンテンツの更新性
     季節・キャンペーン・商品入れ替えに応じて映像/静止画を更新できるよう、運用体制を整えておく。


期待される効果

このディスプレイを導入することで、以下のような効果が期待できます:

  • 通行人の注意を引き、立ち止まり・来店・閲覧機会が増える

  • ブランドイメージの向上(先進性・クリエイティブな印象)

  • 商品訴求力アップ、情報伝達力の強化

  • コンテンツに体験性・仕掛けを持たせることで記憶に残りやすくなる


結びに:ただの「看板」ではない、“体験”を売るディスプレイ

従来のデジタルサイネージやポスターとは一線を画す、視点による切り替えという“しかけ”。43インチという大画面の採用で、よりダイナミックに、より印象深くメッセージを伝えることが可能になります。

もし、店舗・展示会・広告キャンペーンで「誰かの目を本気で止めたい」「ただ情報を見せるだけでなく、体験を提供したい」というなら、このチェンジングディスプレイは非常に有力な選択肢です。


驚きと感動を、あなたに。


目を引く。足を止める。伝えきる。
サイネージのスクリーン選びに、新しい選択肢を。

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ビーム電子工業株式会社 小松
Tel: 0263-48-1650
Mail: m.komatsu@beam-matsumoto.co.jp

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筆者紹介

小松元大

小松 元大(こまつ もとはる)1983年韓国生まれ

2011年よりビーム電子工業株式会社勤務。透明スクリーンやチェンジングディスプレイの営業を担当し、イベント・建築・展示分野での活用提案を行う。韓国語での対応も可能。

製品紹介動画や技術資料の作成、WEBコラム執筆、展示会・プレゼンテーションでの解説など、営業活動に加え広報・情報発信にも力を入れている。

透明スクリーン導入事例の紹介や、チェンジングディスプレイを活用したプロモーション提案など、専門知識と現場経験を活かした活動を展開中。

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