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技術コラム

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ルーメン、カンデラ、ルクスと弊社製品の関係

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フレネルレンズレンチキュラーレンズプリズムレンズがそれぞれ、ルーメン、カンデラ、ルクスの各単位にどのように貢献できるかを詳しく説明し、どの単位に影響を与えやすいか、与えにくいかを解説します。


1. フレネルレンズ

フレネルレンズは、光を集めるための薄くて軽いレンズです。特定の方向に光を集中させたり、広範囲に広げたりすることが可能です。

  • ルーメン(光源から放たれる光の総量)
    貢献しにくい

    フレネルレンズはルーメン(光の総量)そのものを増やすことはできません。

  • カンデラ(特定の方向への光の強さ)
    貢献できる

    フレネルレンズは光を1つの方向に強く集めることが得意です。そのため、カンデラの値を上げるのに非常に役立ちます。遠くまで光を届かせる懐中電灯や車のヘッドライトに適しています。

  • ルクス(照らされた場所の明るさ)
    貢献できる

    フレネルレンズは光を集めたり広げたりできるので、特定のエリアで明るさ(ルクス)を調整できます。例えば、暗い場所で効率的に照明をしたい場合に役立ちます。


2. レンチキュラーレンズ

レンチキュラーレンズは、視点によって異なる光のパターンや画像を表示できるレンズです。光を特定の方向に集中させるのが得意です。

  • ルーメン(光源から放たれる光の総量)
    貢献しにくい

    レンチキュラーレンズはルーメン(光の総量)そのものを増やすことはできません。

  • カンデラ(特定の方向への光の強さ)
    貢献できる

    レンチキュラーレンズは特定の方向に光を集中させることが得意です。これにより、カンデラの値を高めることができ、特に遠くまで光を強く届けたいときに役立ちます。たとえば、照明が必要な遠距離の対象物を照らすのに適しています。

  • ルクス(照らされた場所の明るさ)
    貢献しにくい

    レンチキュラーレンズは特定の方向への集中が得意であり、広範囲に均等に光を広げるのは得意ではありません。したがって、ルクスに関してはあまり貢献できません。


3. プリズムレンズ

プリズムレンズは、光を屈折させることで、光の方向を変えたり、広げたりするレンズです。広い範囲に光を均等に散らすのに使われます。

  • ルーメン(光源から放たれる光の総量)
    貢献しにくい

    プリズムレンズは、ルーメン(光の総量)そのものを増やすことはできません。

  • カンデラ(特定の方向への光の強さ)
    貢献しにくい

    プリズムレンズは光を広げるため、カンデラのように光を1つの方向に集中させる用途にはあまり向いていません。カンデラの値を上げる目的では、プリズムレンズは適していないでしょう。

  • ルクス(照らされた場所の明るさ)
    貢献できる

    プリズムレンズは光を広範囲に広げることができるため、ルクスに大きく貢献します。オフィスや教室などで光を均等に分散させ、どこにいても明るく感じられるように設計するのに非常に役立ちます。


まとめ

レンズ種類 ルーメン カンデラ ルクス
フレネルレンズ 光を集めることでルーメンを有効活用 光を集中させるので貢献大 光を集めて明るくするのに貢献
レンチキュラーレンズ 貢献しにくい 光を集中させるので貢献大 貢献しにくい
プリズムレンズ 貢献しにくい 貢献しにくい 光を広範囲に広げるので貢献大

この表からもわかるように、フレネルレンズは光を集めたり集中させる用途に適しており、レンチキュラーレンズは光を特定の方向に強く向ける用途に適しています。
プリズムレンズは、光を広く均等に散らすことでルクスに貢献するレンズです。
それぞれのレンズがどの光の単位に貢献できるかを理解することで、最適な使い方が見つかります。


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