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技術コラム

記事公開日

高精度断裁加工 ― 細部まで、美しく切り出す技術

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高精度断裁加工 ― 細部まで、美しく切り出す技術(シートカット・断裁)

はじめに

ラミネート貼り合わせや成型加工を経た材料も、最終的には形状に合わせて断裁(切断・トリミング)されて製品化されます。どんなに高度な貼り合わせをしても、断裁精度が悪いと仕上がり品質に差が出てしまいます。
ビーム電子工業では、素材の特性や厚み、形状要求に応じて最適な断裁方式を使い分け、高精度に仕上げる技術を備えています。

 

 

ビーム電子工業における断裁加工の強み・技術

当社が受託製造ページで公表している断裁加工に関する主な特徴を整理すると、以下のようになります。

多様な断裁方式への対応

以下の各方式を取りそろえ、多様なニーズに応じた断裁を実施しています。

  • レーザー断裁
     非接触・熱を利用した切断方式。繊細な形状や微細加工にも適用可能。

  • ルーター断裁
     機械的な工具で素材を切削する方式。比較的厚手・硬い素材や複雑形状の切り出しに強み。

  • 油圧式刃型断裁
     刃型(金型)を使って力で押し切る方式。大量生産向きで安定性が高い。

これらを組み合わせ、素材・厚み・形状・工程コストを考慮しながら最適方式を選定できることが、当社の強みです。

素材・厚み対応力

断裁対象となる素材や板厚には幅があり、薄膜・フィルムから厚板・シートまで、さまざまな仕様に対応可能です。
特に、貼りあわせ後の多層構成材料や光学フィルムといった高精度要求のある素材でも、砕け・剥がれ・熱変形などを抑えて加工できるノウハウが蓄積されています。

形状自由度と精度制御

  • 自由曲線・複雑形状への対応
     ただの直線切り出しだけでなく、曲線や複雑な形のトリミングにも対応できます。

  • 微細寸法公差の管理
     断裁後のズレ許容範囲を厳しく管理し、設計値との差を最小化することで装着・機能保証性を維持します。

  • エッジクリーン処理
     断裁面のバリ取り、エッジ面の滑らかさなどにも配慮し、後続処理や貼り合せ精度を阻害しない仕上げを心がけています。


加工の流れと品質管理

以下は断裁加工を受ける際の一般的な流れと、当社で重要視する管理ポイントです。

ステップ 内容 管理ポイント
仕様確認 図面・形状・公差・素材条件を確認 切断方向、形状・曲率、厚み・硬度などを含めた最適方式選定
試作断裁 テスト切断を実施し形状・仕上がり確認 バリ、ズレ、刃圧変形などの確認
本加工 承認後、必要枚数を断裁 切断順序、刃物寿命管理、温度制御など
仕上げ/チェック バリ取り、表面クリーニング、寸法検査 公差チェック、形状検査、エッジ面の状態確認
納品 指定形状で出荷 保護包装、トラッキング可能な管理体系で出荷

品質管理においては、切断精度だけでなく エッジ品質、再現性、歩留まりの向上 にも重点を置いており、工程内でのモニタリングや刃物メンテナンス体系を整えています。


用途例と適用シーン

断裁加工は多くの分野で活用され、特に以下のような用途で需要があります。

  • 光学フィルム・ディスプレイ部材
     貼りあわせ後の最終形状への切り出し。高透明性を保持しながらの精密切断が要求される。

  • プラスチック部材・カバーガラス
     硬質素材や薄板素材の形状切り出し。

  • 電子部品・導体シート
     銅箔や配線層付き素材の切断、精密形状へのトリミング。

  • 工業部材・部品素材
     異形材、複合材(例えば複数層を含む)への切断。


まとめ:断裁加工における当社の強みと差別化

  • 多様な断裁方式を保有し、素材・厚みに対応可能

  • 複雑形状・曲線切断への対応力

  • 精度公差・仕上げ品質へのこだわり

  • 試作から本番までの対応と品質管理体制

当社では、ラミネート加工や成型加工と併せて、断裁加工まで含めた一貫受託対応が可能です。設計から量産までトータルでご相談いただけますので、断裁仕様や形状設計の段階からぜひお気軽にお問い合わせください。

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